極彩
翠玉


光と影の狭間に  
そのケモノは現れるという  
瞳は深遠を睨み  
爪は空を裂き
牙は境界を喰い破る。
 
ソレの使者は黒猫ゆえ  
黒猫は嫌われる道理。  
ソレの使者は白鳩ゆえ  
白鳩は好かれる道理。

「全ての色よ、光と影に跪け」  
ケモノは咆哮する。  
この世界は光の眷属にして影の従者。